60歳を前に始めること

退院は自分で決めていい

6月12日 入院。 13日 手術。 14日からリハビリ。

19日 リハビリも「階段の昇降」に入りました。手すりにつかまって昇ったり降りたり。    手すりに頼らず昇ったり降りたり。これが出来ると先生がやってきて「ご自分に自信がついたら、いつでも退院していいですからね~」と穏やかな口調で仰います。27日退院予定でいたものの自分でも回復が早いなと感じていたので24か25日に退院できたら、家人にも迎えに来てもらうのに都合がいいなぁと思っていました。

看護師さんから「天田さんは動けるので6階に移動していただくことは可能でしょうか?」と打診され「いいですよ~」と返事しました。6階へ移っても個室ならどこでも一緒よ!    

20日 看護師さんから「天田さ~ん、6階へ移動するか、いっそのこと退院を検討してもいいのかな~と…ムリにでは無いですよ!」と言われたら気持ちは退院へと傾き始めました。リハビリの予約がちょうど入っていたので理学療法士さんに相談し「えぇっ!退院ですか!まあ、見ていて大丈夫かとは思いますが、天田さんの気持ちがまだ不安ならムリして退院しなくてもいいと思いますよ。確かに歩行器から杖のリハビリがなく階段も出来ているので、日常生活は大丈夫でしょう!午後のリハビリで退院を想定して外での歩行練習をしてみましょう!」

退院する気持ちが固まりました。早速荷物をまとめたり、レントゲンの検査をしたり、お昼を食べて、午後のリハビリへ向かいました。退院するんだと思うと強い自分がいて、いつもより真剣です(笑)いつものように筋肉をほぐしてくれて、筋力強化の運動をしてから外へ行ってきました。理学療法士さんは後方から付いてきますが、基本自分でできることは自分で。エレベーターを降りると左手に売店、右手に玄関があり、たくさんの人が行きかっています。突然、出てくる人や方向を変える人に注意しながら、玄関ホールへ。点字ブロックに所々にカーペット、足を上げるように意識しないとつまずきそうです。

久しぶりの外の空気が気持ちいい~!梅雨の晴れ間で風が冷たい~!足元を見るとおしゃれなレンガ調のブロックが敷き詰められています。これが外の第一関門か!凸凹しているし、車の往来もあるので右を見て左を見てからもう一度右を見て、ローターリーを渡りました。ロータリーを1周したところで、身も心も疲れてきたのでベンチで小休止してからリハビリ室へ戻りました。うん。大丈夫だ。と1人で納得していたら、理学療法士さんが「明日の退院前、ギリギリまでリハビリしましょう!」  思いがけない言葉に感激。

看護師さんと理学療法士さんとで再度すり合わせて、確認にきました、もちろん「退院します!」です。夕方 シャワーをしてから夕食を終えるころにキレイな夕日が見えました。