60歳を前に始めること

退院の日

6月12日 入院。 6月21日 退院。 10日間の入院でした。

20日の夜8:30頃、手術を終えた先生が来てくださいました。「天田さん、何か不安なことはないですか?  あ、歩いているところ見せていただいてもよろしいですか?」

いつも以上に背筋を伸ばし、スッ スッ と慌てずに歩く姿をお披露目させていただきました。「ほぉ~ リハビリを頑張られたのですね、すごいです。退院してからもやってはいけない動きは特にないですし、車の運転もお風呂もいいですからね~」と相変わらず落ち着いた穏やかな口調です。「先生、本当にありがとうございました。」

21日 朝食後、すぐに退院できるように荷物を入り口にまとめ置き、リハビリ室へ。退院後の生活でのちょっとした注意点も説明してくれて、日常生活へ戻ってもムリせずできる範囲での運動療法も教えてもらいました。病棟も個室でしたので、おしゃべりできる唯一の場所がリハビリ室。いつも笑顔で迎えてくれた理学療法士さん ありがとうございました。

病室へ戻ると、早く退室してほしい清掃スタッフさんがウロウロ…3度目に来た時に「ベッドの上にいるからお掃除どうぞ~」「助かります~」「入院してくる方が談話室で待っているもんね~」

看護師さんが請求書を持ってきてくれて、1階のサポートセンターで支払いを済ませ、お迎えが来るまで待たせてもらえました。ここで保険会社へ保険請求する際の診断書を一緒に出しておいて、郵送で返送してもらえるようにしておきました。              そして、急な退院でしたが運がいいことに姉が休みで、母を伴って迎えに来てくれました。スタスタ歩いて病室を出たら「えぇ 杖もついてないん?」と驚かれ、姉と看護師さんに荷物を持ってもらい、ナースステーションの前で看護士さんたちに「お世話になりました。本当にありがとうございました。」と一礼すると、看護師さんたちから「こんなに早く!すごいよね~」「すばらしい~」と言うのが聞こえてきたので、姉に「すばらしいって言われたよ!」と言ったところでエレベーターのドアが開きました。

家に着いて「やっぱりおうちが1番いい~~」早く退院できて良かった~!と改めて実感。 過去2回の入院は予定よりも延期になり、後から入院してきた人がどんどん退院していく焦りから、いつも同じ質問をして先生が口をきいてくれないこともありました。病院にいたほうが安心するかもしれないけれど、家にいることで気持ちが安定すると体も一緒に安定してきていいと思います。お蔭で帰ってきた日は久しぶりにグッスリ眠ることが出来ました。