60歳を前に始めること

術後3か月 股関節の機能検査

日の出の時間も遅くなってきてマジックアワーの時間帯のウォーキングも楽しい。

右人工関節置換術をしてから3か月が経過しました。順調に回復しているので、主治医の先生に会えるのも楽しみです。診察の前にレントゲン撮影です。レントゲンやCT検査の日はファスナーのないパンツ、ボタンのついていないシャツ、ブラトップが定番ですが、うっかりワイヤー入りのブラをつけていってしまい、脱いだり着たりと面倒くさいことに…      レントゲン室では立って、座って、寝て、いろんな角度からの撮影のたびに美しい技師さんが「吸って~、止めて~、はい、撮りま~す」と何度も言ってくれるのでした。

診察室の前で待っているとすぐに呼ばれて、久しぶりの先生にテンションが上がりました。「どうですか?調子は?」「とても良いです。とにかく痛くないというのがいいです。本当に気持ちが前向きになります。先生、ありがとうございました。」と言うとニコニコされていました。「レントゲンの写真も、左右のバランスがいいですね~。今日はこれからリハビリですね。頑張ってください。では3か月後に診察予約を入れておきますね~」と、独特なしゃべりペースと穏やかな口調が何とも言えず、良い先生なのです。

さあ、リハビリ室へ!これまた、すぐに順番が来て、はじめましての理学療法士さんです。診察台へ案内されて、股関節の可動域を計測します。理学療法士さんが寝転んでいる私の かかとを持って「膝を曲げていきますよ~。おぉ~柔らかいですね~痛くないですか?」「痛くないです~」「いいですね~」と。次に太ももの筋力を計測。太ももの内側、外側、後ろ側の筋力を理学療法士さんの手と押し合い、感覚で評価してくれるものでした。   続いて、歩行速度の計測。椅子に座って「スタート」の合図で立ち上がり、2~3m先のコーンを右回りして戻って椅に座るまでの時間を図ります。左回りもしてから、5~6mの歩行速度を測りました。入院した日の歩行速度の半分くらいの速度でしたから、快適な毎日が遅れているわけでございます。ありがたいです。などと感傷に浸っていると「では、片足立ちしてもらって、かかとの上げ下げ25回ね~」「んっ?」目で訴えました、せめて10回にして!ダメかい。聞き直しました「えっと~、25?25回???」「そうです」と言うのでやりました。ふくらはぎがプルプルしてきましたが、やれば、できるもんです。  「はい。お疲れ様でした。もう大丈夫ですね、リハビリどうします?」どうしますってことは来なくてもいいってことよね「今日で終わりにします!」「はい。わかりました。これからも自主トレ、筋トレを続けてくださいね~!」とリハビリ通院が卒業となりました。

術後3か月が経過し、痛みから解放されて、夜も眠れるし、歩くことも、立つことも、座ることも、何をしていても痛くない毎日のなんと楽しいことか!気持ちも前向きになり、やりたかったピラティスヨガを再開でき、外出も躊躇しなくなり、腫瘍マーカーまで下がったのです!?とにもかくにも痛みは我慢するものではなく、早めに取り除いて、自分に心地よい環境で過ごすのが何よりですね。

やりたかった「人工関節置換術」本当にやって良かったです。お世話になった方々へ感謝感謝です。ありがとうございました。